• ■当日のプログラム内容
     大野松雄 トーク 京都に来てからの仕事…あれこれ
     花房靖裕「CONTROL」(3分)上映 大野松雄×レイ・ハラカミ初のコラボ作品
     大野松雄×レイ・ハラカミ ライブ
      8月5日Ustreamでも披露された「Eve~カブ山カブ太郎のテーマ~」の演奏
     main guest 大野松雄
     support members RUBYORLA / Yasuto Yura
     special guest レイ・ハラカミ…sound
     ★★★★★
     楽曲協力:玉手ゆみ子/遠藤哲史 映像協力:花房靖裕 機材協力:川島オーディオサービス
     
  • 大野松雄さん
    大野松雄さん

     「鉄腕アトム」の印象的な足音などを手掛けた、伝説の音響デザイナー・大野松雄さんを追ったドキュメンタリー『アトムの足音が聞こえる』の上映後に、大野さんによるトークとライブを開催しました。当日は満席お立ち見大盛況で、入りきらずにお断りしてしまうほど沢山のお客様にお越し頂きました。ご入場いただけなかったみなさまにも、当日の様子をお伝えしたいと思います。
     当初は大野さんと旧知の仲であり、劇中にも登場される京都在住のミュージシャン、レイ・ハラカミさんとの共演を予定しておりましたが、7月27日にハラカミさんが急逝され、開催が一旦中止となりました。しかし、ハラカミさんのご友人で映像作家の由良さん(音声サポート)、テノリオン奏者としても活躍されているRUBYOLAさん(映像サポート)のご協力を得て、ハラカミさんのライブ音源に即興で大野さんが音を重ねるセッションという形で開催が実現しました。
     
  • (左から)RUBYOLAさん、由良泰人さん、大野松雄さん
    (左から)RUBYOLAさん、由良泰人さん、大野松雄さん

     セッションの前のトークでは、アトムの足音を作っていた頃のお話、その後テレビアニメを一切辞めた理由、効率化で住みにくい世の中になってきたと感じていた時に記録映画作りのために関西に来たお話、京都の大学で教えることになった経緯、そしてレイ・ハラカミさんとの関わりなどお話していただきました。
     そして、大野さんとハラカミさんが出会うきっかけとなった、京都芸術短期大学(当時)花房靖裕さんの卒業制作作品『CONTROL』(92年・音響:レイ・ハラカミ)をご鑑賞いただき、その後セッションへ。
     しかし原因不明の音トラブルが!
     後にツイッターで由良さんは「ハラカミがやってくれました。原因不明の音。突然治ったんだけど、僕も劇場スタッフも心当たりなし。みんなは僕の焦る顔がハラカミは見たかったのだと…。ハイハイ、目論見通り焦りましたよ」と、ルビオラさんは「ライブの最初に僕が用意した彼の肉声を由良さんがトラックの前に流すだけなのに、声が変な声になってw ドミューン福島もそうでしたが、すんなりライブをやらせてくれないというw でも終わってみれば素晴らしい内容という。。。不思議な現象が続いてますね」と、つぶやかれていました。
     待っているお客様は、ハラカミさんの肉声から始まるとは露知らず、何が起きているのか「きょとん」という感じでしたが「直りました~」の合図のあと、ハラカミさんの肉声からライブが始まり「そういうことだったのか」と、妙に納得するような空気が流れていました。
     
  • 左:大野松雄さん 映像:レイ・ハラカミさん
    左:大野松雄さん 映像:レイ・ハラカミさん

     そしてセッションはというと…。本当に素晴らしかたったです。ハラカミさんの音源に、オープンリールデッキを使って生み出された大野さんの音が重なり、スクリーンではお二人の手元やシルエットが合わさる映像が広がり…。劇場内のお客様が静かに興奮しているのが伝わる胸に迫るセッションで、劇場という空間のまた一つ違った側面を体験できた貴重な夜となりました。
     最後に大野さんは、「関西でまたライブができたらと思ってます。でも自分でやるのは面倒だから、誰か先導してほしい(笑)」と締めくくられました。実現を願っています!!
     

writer:木田鑑子

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